Rain-tree: フリーシェアワールド
当サイト『rain-tree』はフリーシェアワールドというジャンルに属するサイトです。 フリーシェアワールドとは、「多人数で神話を創る」という創作プロジェクトです。
シェアード・ワールド
シェアード・ワールドとは、Wikipediaによると、複数の著者が同一の世界設定や登場人物を共有して創作する作品群のことです。日本で特に有名なものとして、東方プロジェクト、などがあります。
シェアード・ワールドは、前提として共有される世界観や設定などがあります。シェアード・ワールドを標榜しているサイトや団体は、基本的にこちらの前提がある設定に準拠しています。ただし、「フリーシェアワールド」ではその前提も決まりなく、「フリー」となっています。
『rain-tree』に関しては、前提はなく、むしろ多種多様な、その前提の創作も踏まえた、プロジェクトとなっています。
フリーシェアワールド
言葉、用語としてまだ一般的ではありませんが、上記のシェアード・ワールドの中で、インターネットを利用し誰でも参加・発表できる開かれたものを「オープンシェアワールド」、その中でも特にフリーなものを「フリーシェアワールド」といいます。
このフリーシェアワールドという言葉と概念は、魔王14歳さんが自身のブログで提唱したものです。関連(フリーシェアワールドの提案)。そしてこの構想に基づき運営されているサイトがゆらぎの神話です。世界の構築、を想像したときに、この構想を見つけ大変共感、感銘したことを覚えています。
魔王14歳さんが定義した内容は主に以下です。
- 複数人によって複数の場所で語られている内に、その世界観自体が進化・変容する
- 「フリーシェアワールド」でさえあれば、世界中のあらゆる作品はひとつの世界観に統合することができる
- 創作をはじめる際、世界観や登場人物を一から考える必要がない
- 既に読者の間で認知されているイメージを利用することができる()
- 量的に、個人には不可能な広大な世界観を作り上げることができる
- 原作と二次創作の垣根がない
- 矛盾した設定を許容する
rain-teeにおける定義と独自点
『rain-tree』に関しても、基本的に上記で提唱された定義に沿ったものです。ただし、参画者が多ければ多いほどよい、フリーシェアワールドの特性、可能性を最大限に広げるために、創作者(投稿者・編集者)の表現による貢献を将来的に担保するためのポイント制など、サイトの機能として工夫を用意している点で、独自の要素を持っております。
また、サイトのルールでも記載いたしますが、二次創作発表の場ではなく、あくまで『rain-tree』が出発点(オリジナル)であります。『rain-tree』を出発点として、さまざまな二次創作はもちろんのこと、個人製作、商業的なメディアミックスなどの展開を目標にしたサイトでもあります。