Ｐ・ジーク

アトゥ・P・ジークは、カンゼビラの軍人、政治家。Ｏ・パルルの再来と称された天才将軍。その呼び名とおりパルルに匹敵する才と能力を持ち、同時代で最高の戦士とされた。

概要

カンゼビラ人ではあるが、ルーツは東方にある。父はパン職人(のち靴職人)で、６人兄弟の末っ子として生まれた。遅く生まれた子供のため、父親は彼を「最後の一滴」と呼んだという。幼少期は、母親の意向で戦士ではなく音楽を学んでいた。しかし戦士としての才覚を見せ、本人もその志向を見せたので、母からは反対されたものの勉学も手を抜かないという条件で説得した。

以降はその才覚を花開かせ、若くして軍人として頭角を現す。その後はカンゼビラの将軍、君主として顕著な功績をあげて国力を高めた。彼の才覚はこの頃より世界でも最高のものの一人として認められるようになっていた。

その後、カンゼビラの有力王たちと同盟を結び、史上最強とも言われた黄金連合の盟主として王位を目指したが、歴史的な敗戦を喫し、王位への夢は絶たれた。しかしながらその後も世界屈指の人物として敬愛を集めた。

子孫はカーサにわたり活躍したことでも知られる。