私始帝

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私始帝は、の開祖、初代皇帝であり、また東東の第5代皇帝、三月国の初代王でもある。そして現代まで続く春王朝の開祖であり、東西に分かれた乱世を終わらせた英雄でもあり、大帝と称される。

概要

東東の皇子として生まれた。幼少期は皇位継承の政争に巻き込まれ、苛烈な環境の中で育つ。

その後、血みどろの政争を経て東東朝の第5代につく。しかし、皇位継承時の政争により国内は不安定であった。

また、東東は統一王朝の東(西東)の後継王朝であるが、東が陰湿な簒奪によって成立した王朝であることから大義・正当性に疑念を持ち、自ら東東を滅亡させ、三月国を建国し、自ら初代王となった。

三月国を建国後、不安定な東部を平定し、富国強兵に努め、西部の諸王朝も順次打倒していき、ついに東西を統一、春王朝を創始し、自身は初代皇帝となり、元号を私始と定めた。

以降、皇帝として春王朝800年を礎を築く善政を行った。

その歴史の影響力の大きさから、しばしば春史上最高の偉人と称される。春では一般に大帝という場合は私始帝を指す。

評価

彼の行った政策・体制は800年を経ても春の基本政策として受け継がれており、その優れた国家構築は高く評価される。彼の政策は長い歴史を持つ春部地方の歴代の皇帝制のいいとこどりと評され、それは好学家であった私始帝の深い歴史的教養から来ているとされる。東東を滅ぼしたのも、歴史的に簒奪王朝は短命に終わっていることが理由であるとされる。