反・人間的な性

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「反・人間的な性」

コンセプト:前衛小説、ポストモダン文学などは実際に読むとなると難しいが あらすじや概要は面白い。ポストモダン文学のあらすじ、のイメージ。



自動車工場の工業アンドロイドである 「語り手である私」のもとに 「反・人間的な性」なる人物からメールが届く。

メールには地図だけが載っており 興味をもった「語り手である私」はその地図が指し示す場所に向かうことにした。

少し郊外のそこにむかうと、一軒家が火事によって燃えいた。

脇にいた女性がこちらにむかい、自分が 「反・人間的な性」であると言い、

「美しいだろう」といった。

「家は燃えてしまったので、今晩キミの家に泊めてもらえないか?」 ―私はアンドロイドなので、家を持っていない と答えると

では今日だけ私に付き合ってくれ、という


最初は映画を見る

「カンヌで監督賞をとったという映画だ」

映画を見終える

「私は退屈であったが、キミはどうだ」 ―面白くありませんでした

「キミは物語やストーリーテリングというものを理解できるのか」 ―AIに芸術を理解できるか、というのは使いまわされた命題ですが、膨大な作品の情報とそれに対する反応が私のAIのベースにあります。

「キミがつまらないといったのは、大衆性の欠如によるものか」 ―大衆的な作品だけでなく、多くのアートや個人的な作品のそれも私の情報に含まれています。 「ではなぜつまらない?この作品はまがりなりにも権威ある賞もとそれなりの評価をうけているぞ」

なぜか答えなかった「語り手である私」に 「感性の問題か」 と「反・人間的な性」


その後ボーリングへ行く

ストライクを取り続ける「語り手である私の傍らで 「反・人間的な性」は近くの若者の集団を眺めている


その後宿代わりにラブホで泊まることとする

アンドロイドにペニスはあるのかという話になり、 人体構造の成型の関係で模したものはあるといい、 その裏ににシリアルIDが書かれているという

その後デリヘルを呼ぶ。女性とアンドロイドということで怪訝な反応をされるが、 お金はきっちり払う、何もしないという

そしてデリヘル嬢の裸体を二人で眺め、ペニス裏のIDを見せろ、という話になる


夜更け後、「反・人間的な性」は海を見にいこうといい、 海を見に行く

「もうすぐ朝焼けだろう」

そういって海を眺めていると 朝焼けを迎える

「美しいかい?」

「語り手である私」は何もいわず

―そろそろ帰らないと仕事に間に合わない

と答える

「やはりキミは私と同じようだ」 「ただ」

「キミが人でないものでなかったとしても」 「私は孤独だろう」

これからどうするのかと問う

「東京・・・タワーへ向かうよ」 「333からとびうつれ、という話を知らないかい」

「その言葉が意味を持つのはむしろ私ですよ」

数か月後 「反・人間的な性」から写真が届いた

東京タワーからみた景色の写真であった。

意図的かどうかわからないが、 タワーのまどには写真を取る彼女の姿が映りこんでいた。 髪を切ったようだ。