偽王簒奪事件

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アリアリア
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世界 アリアリア
ジャンル ファンタジー
ルール トーク: アリアリアを参照
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偽王簒奪事件とは勇者ラカン一行が最初に遭遇した大きな事件として知られる。

内容

第59代グレンタリ王ラーキシュ8世がナパパトーン1世によって簒奪されたが、ラーキシュ8世に汲みした勇者一行の活躍もあり、ナパパトーン1世を追い詰めると、ナパパトーン1世の正体は魔族であることが判明。ナパパトーン1世を打倒したが、実はラーキシュ8世の正体も魔族であり、偽王による偽王簒奪という顛末であった。勇者一行が出会った少年レンの正体は正当な王位継承者グレンでありグレン14世として即位した新王によってラカンは勇者として認められた。

史的考察

この事件はラカンの実在を支持する歴史学者からは、勇者ラカン一行が初めて社会的に知られるようになった事件とされ、また彼らの道程が記録される経緯にもなったとされている。実際、この事件以降と以後では、史料の数が大きく異なっており、これ以前にすでに勇者一行の旅は2年に及んでいるが、特筆される出来事は幻鏡の祠「リリア」での戦い程度である。

この事件の偽王たちおよびグレン14世は実在した可能性が高いとされているが、魔族懐疑派からは、偽王は魔族ではなく当時のキュアン大陸では少数であったリザードマンの勢力でないかといわれている。

また、正当な王とされるグレン14世の正当性を疑う声もあり、それぞれ「ラーキシュ8世正当説」「ナパパトーン1世正当説」が一部で主張されている。グレン14世正当性懐疑論者であり、勇者ラカン実在派からは、グレン14世が自らの正当性を持たすために勇者一行の名声を利用し「虚飾」したとされる。また勇者ラカン非実在派からは、そもそもラカンの存在と物語は、これまたグレン14世が自らの正当性のために「創造」したとする説もある。

近年では、「勇者ラカン、グレン14世創作説」が一部から熱烈に支持され、グレン14世を「古代世界最大の文学者」と称える現象も起こった。

関連項目