ワスリー・ハイリジ

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ワスリー・ハイリジは、ノヴァール帝国の皇帝。ノヴァール帝国の絶頂期を現出した五英帝の一人で、その最後の人物でもある。

概要

帝国でも比較的有力な家に生まれ、彼の才覚も豊かで将来を期待されたが、スキャンダルがあり、若い頃は艱難辛苦をなめることとなる。そのため、彼自身の出世も遅くなった。

しかしながら、その有能ぶりで周囲に認められていき、壮年以降は帝国でも屈指の有力者にまで成長する。その有能ぶりから当代の皇帝クアタロ・リーフォからも大変信頼され、ついには帝国の副帝にあたる左帝という地位を与えられ、皇帝に次ぐ存在となり、帝国の絶頂期であるリーフォの時代を支えた。

リーフォが逝去後は彼が皇帝に就任し、引き続き全盛を敷いて帝国は繁栄を続けたが、晩年には高齢もあって病気がちになると、繁栄を極めた帝国にもつに陰りが見えはじめるようになり、彼の死去後は、帝国は内乱が相次ぐようになりその全盛期が終焉を迎えることとなる。

結果的に帝国全盛の五英帝時代最後の皇帝となってしまったが、政治家としての評価は左帝時代含め一貫して高く、晩年の病がもっと穏やかなものであれば帝国の繁栄はもっと続いていたのではとも言われている。