レンディの日記

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レンディの日記とは、シン朝時代の文学作品。三帝一雄時代の女性将軍ヨヨ・ヴァースの日記という体をとり、当時ベストセラーとなった。レンディとはヴァースの出生名で、後代のヨヨ・ヴァースのイメージを決定づけた作品として知られている。著者はカウフのケゴ・フラットテールとされている。

概要

ヨヨ・ヴァースによって書かれた日記という体裁をとっているが、実際は完全な創作作品である。著者はカウフのケゴ・フラットテールという人物とされているが、異説もある。ヴァースは当時すでに民間での人気は高かったが、その生涯には当時は不明な部分も多く、本作によって後代で一般的に知られているヴァースのイメージが定着した。

内容

軍人になってから暗殺直前までのヴァースの半生が日記として描かれる。特徴的なものとして、ヨヨという名で軍人として稀代の英雄となっていく自分を、レンディという普通の少女である自分が客観的に眺めつつ、等身大の目線で喜びや苦悩を描いている点である。また、諸説ある伝説的な恋人とされているビュウ=バルバレオスとの別れに関しては、暗殺の直前になっており、この点も後代に定着した。

その他

本作はシン朝時代に発表されたが、シン朝にとっては敵対勢力であったヴァースを材にとっている点からいっても、また研究などからも、シン朝支配を暗に批判したものとされている。

物語終盤に登場するセリフ『私は、女なんだ』は、非常に有名。また男尊女卑的傾向にあるノヴァール社会におけるジェンダー問題を端的に表現したものとしてもしばしば言及、引用される。