ルリーク
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ルリークとは、古代メラレムの王。ベールの盟友としてその覇業に極めて重要な役割を果たし、ベール没後にはそのあとをついで広大な帝国を維持した。メラレム史上、その国家的影響や能力、存在感はベールと比肩し、メラレムの歴史上最も重要な人物の一人である。
名前について
ルリークと表記するのが普通だが、ルーリックなどとも表記されることも多い。
概要
メラレムの大王ベールとは親戚関係にある。彼は極めて優れた才覚の持ち主で、その才は当時から現在に至るまでベールに匹敵するもののと考えられており、彼の登場によってベールの覇業が加速度的に進展したことがその証左であろう。特に内政にかんしてはベール以上と評されることが一般的であり、彼に優れた政策によって支配地域が安定が覇業に大きく働いた。
ベール没後もハクワサ全土に至る広大な帝国を維持し、安定させていたが、彼の没後はその支配は崩壊した。これは、ベールとルリークのカリスマがあってこそ帝国が維持できていた事実であろう。
後代、メラレムではベールの末裔(またはこれを称する)存在が多くの王朝を創始するなど歴史上に重要な役割を果たすことになるが、ベールの直系は早くに断絶しており、実際はルリーク系の子孫である。
評価
後代においては、ベールと並び賞賛される人物であり、前述のとおりのとのベール系の王朝が実際は彼の系統であった点や、ベールの覇業を引き継ぎ、メラレムの国家形成に及ぼした影響はベール以上と評される向きもある。また、帝国は彼の不慮の死によって解体に向かったが、彼の治世が幾分か伸びていれば、その解体もなかったのでないかともされる。実際、彼は広大な版図を支配するための国家基盤の確立に力を注いでいた。これらのこともあって、しばしばメラレムの国父とも称される。