ライス・ギャスリンダンク

提供: rain-tree
移動先: 案内検索

ライス・ギャスリンダンクは、トルポス南方に位置するローノシン大陸中央部のノヴァールにおける十二国時代のブライ国の軍師。十二国時代初期のブライ国の建国から十二国時代後期までブライ国を宰相、軍師として支え続けたブライ国の巨人。ブライの独立は彼とティカリオ・ギャジャホンの働きが大きく、事実上ブライの開祖、国父といえる人物である。その功績や実力はエンの大王トリュフォー・キンデンやリオンのイアン・イナッチに匹敵するほどであるとされるが、それに比して後代での知名度は極端に低く、忘れられた超大物とも評されるなど、灰色の時代と称された当時のブライを象徴する人物でもある。十二国の十二謀の一人でありその筆頭とされる人物である。

概要

ブライ(当時はツルヒル)とハンの国境沿いの地方領主の子として生まれる。幼少期よりその魔力や才覚は突出しており、注目を集めていた。青年期にはツルヒルとハンの両国から熱心に仕官を進められたが、ツルヒルが破格の好条件を出したことでツルヒルへの仕官が決まった。この際、彼は両国から誘いを受けていることを巧みに利用し、その条件を巧みに引き上げていったという。

鳴り物入りで軍隊に入ると、瞬く間に軍師の地位につく。当初冷ややかな目で見られたが、圧倒的な実力で周囲を黙らせた。

軍師となってまもなく、ノヴァール全土の動きに合わせ、ツルヒルでも高まっていた民族意識の高揚に合わせてティカリオ・ギャジャホンがブライの独立を志向すると、彼もこれに呼応し独立運動に参加、ギャジャホン、ギャスリンダンクという当時のツルヒル屈指の天才軍師二人が共同したことで、まもなくブライの独立が達成された。

当時のノヴァールでも屈指の軍師であった二人の軍師が揃ったブライであったが、もともと地理的に恵まれているとはいえず国力は弱く、そのうえ周囲をヨウ、ハン、シンキョウという十二国でも屈指の強国に囲まれていたこともあり、国家情勢は常に厳しいものがあった。特にブライにおいて厳しかったことは、極度の人材不足であり、ギャジャホン、ギャスリンダンク以外では将軍のユロ・オイアクマが一定の功績をあげた程度であり、長らく二人の存在に依存していた。

ギャジャホンが死去後は、ブライの命運はギャスリンダンク一人が担うことになるが、その役割を長年にわたって務め上げ、ブライの独立を維持し続けた。老年には貧弱だった国土の開発も進み、課題であった人材面でも教育制度の発展によって国力の充実が始まるようになる。これらは十二国時代には完全には花開かなったものの、帝国後は順調に発展をつづけ、帝国の中でも豊かな地方となり、のちの帝国ダウェイ朝が誕生する礎となった。