ユロ・オイアクマ
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ユロ・オイアクマは、十二国時代のブライ国の軍人。弱小国家であった十二国時代のブライ国を代表する将軍である。十二国の十二将の一人。
概要
ブライでも屈指の名門出身であり、その名は幼少より知られていた。それもあってか、将軍になることとなったが、本人はもともとおとなしく争いを好まない性分であり、また知力面で才気を見せていたこともあって、乗り気ではなかったという。
以降は周囲の熱心な指導もあり功をあてるようになった。将軍としては大勝をする一方で小さい敗戦もかさねるなど、ムラッ気のある人物であったが、重要な戦局では勝利を手にできる人物であった。しかしながら、先述のようにもともと好んで将軍になったわけでもなかったので心労が多く、壮年には戦場にでることができなくなった。この際、本人は戦場以外で国政の参加を望んだというが、すでに戦場での働きがしみついていたこと思考の柔軟性が失われており、また心労からの衰えもあり結局参加できなかった。
不本意ではあったものの将軍としては弱小であったブライの軍事組織の礎を築くこととなり、のちのブライの発展に少なくない貢献をしたことから歴史家からは評価されている人物である。