トゥーンティ・フオーク

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トゥーンティ・フオークは、三国時代のテンチ国の政治家。テンチ国の宰相・軍師として、一時的ながらテンチ国が中原に覇をとなえる原動力となった人物である。三国時代において、ミハラ国・ミナハラ国・ツルヒル国以外がノヴァールの覇を得たのはこのときのテンチ国のみである。また、彼が軍師として駆使した幻術を有効活用した伏兵戦法は後世の軍人に多大な影響を与えた。

概要

テンチ国の庶民の出とされ、もともとは論客ではなく一兵士であった。頭は切れたというが、政治や兵法に関する知識はなかった。しかし、その後とあるきっかけで知識を猛勉強することとなり、以降評判となり国政にかかわることとなる。

テンチ国の宰相に登用されると、国王の強い信任により、国政を一手に任された。以降は順調に国力を増強させた。このころには多くの有能な人材にも恵まれ、強国ミナハラをたびたび破るようになる。彼自身も軍師として活躍し、幻術を有効活用した伏兵を用いた戦法で多くの勝利を得た。以降はミナハラを圧迫するようになり、つには屈服させるほどに至り、いよいよ強盛になる。しかしながら、それまで三国の中では比較的勢力の弱かったミハラ国がこのころ急速に発展を遂げており、結果これと対峙することとなる。ついに決戦にいたると、このときはフォークのその戦略がまんまとはまるなど八面六臂の活躍もあり勝利をもぎとり、ついにテンチ国はノヴァールに覇を唱えることとなる。

しかしながら、この勝利のあと、ミハラとの戦争により国力が消耗していたうえ、テンチ王の逝去によってにわかに国政が混乱したテンチ国はミナハラ国の強烈な反抗にあう。フォークはこれらの事態にもなんとか対応をしていたが、急逝。以降テンチ国は一気にその勢力を弱め北方に押し戻されることとなり、テンチ国の覇権は短命に終わった。

テンチ国はのちにルー国となるが、王政期、帝政期を通じてルー地方を母体としたノヴァールの中央政権は誕生しなかった。