テリアム

テリアムは、メラレムの軍人、政治家。トンヲ＝ヤブン国の王。しばしば史上最高の魔法騎士、武将と称される人物で軍神と評される英傑。英雄ジョーディマの宿敵として多くの伝説を残した。

概要

幼少より桁外れの魔力を誇っており、その存在は広く知られていた。その前評判の通り、次々と大功をたててその名を全国に知らしめた。 また、その圧倒的な魔法騎士としての武勇や武将としての才覚のみならず、外交、統治、調略などすべての能力において際立って優れており、トンヲ＝ヤブンは彼の存在のみで強国の地位にまでのし上がった。

能力

帝国再興をめざし破竹の快進撃をしていたジョーディマをやぶり彼の対外戦争連勝を56で止め、その統一事業を止めたことでも知られている。この際、ジョーディマはメラレムの大半を吸収した大軍で盤石に臨んだが、テリアムは寡兵で難なく破った。その後も幾度も交えるがついに一度も敗れることはなかった。そもそも彼は生涯を通じて戦で一度も敗れなかった。生涯無敗である。

人物

一方で独特の個性の持ち主でもあり、その圧倒的な能力はジョーディマ以上で天下も狙える（一国の君主でしかないにもかかわらず）とされたが、彼は生涯野心とは無縁であった。彼は攻められた場合や国益のために戦うことはあっても、他国の支配は望まなかったのである。

これほどの大人物であるにもかかわらず、王としては非常に難のある性格であったらしく、国民にも知られており、毀誉褒貶ある人物であった。 特に文書嫌いであり（目が悪くなるという理由とされる）、どんなに複雑な事柄も文書ではなく口頭でやりとりした。

最期

大災害においてはその能力をいかんなく発揮し活躍したが、最後は生死不明のまま姿を消した。 これについて「神々はいちいち、別れの挨拶などしないものだ」と評された。 彼の消息はメラレムを彩る謎の一つとなった。