タケ・デサマントゥ・コーバ
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タケ・デサマントゥ・コーバは、十二国時代のコート国の軍人。ノヴァールの辺境であり弱小国家であったコート国において、国家発展に尽力し、また外交において一時サン・ローグラントと渡り合うなど活躍した。後世においてはコーバ朝の祖としてよく知られている。十二国の十二将の一人。
概要
コートの有力貴族の出身である。学者筋の家系ということもあって彼も知性的な雰囲気をもった人物であったとされる。そのため温和に人物とみなされることが多かったが、実際はかなりの激情家であったといい、恐れられていたという。それに関する逸話もいくつか存在する。
軍人ではあったが戦功は多くはなく、宰相・政治家としての功績のほうが大きく、弱小国家であるコートの発展に尽力した。外交に関しては、統一を推し進めていたサン・ローグラントの攻勢に巧みに対抗した。しかしながら、若くして死去。彼の死がコートの命運を決定づけたことは衆目の一致するところである。