ソド・シーム
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ソド・シームは、來和の軍人、政治家、革命家である。來和の初代総裁。
概要
若くして來和の革命軍に身を投じ、ロアンガーロのもとでその研鑽を積む。漂流派の指導者であったラットラフが隠遁するとその代わりに指導者層に名を連ねた。当初は雌伏したが、トーソンサン事件を機に一気に勢力を拡大し、漂流派を掌握、まもなく金號派の影響も排除し、革命組織の絶対的存在になると、中央政府に來和の独立を宣言、自身は初代総裁(大統領)に就任した。強烈な脱政府思想とその辣腕、強権で独裁を行ったが、46歳のときに背後から狙撃され暗殺された。彼の死後その独立は白紙となったが、彼の行った数々の政策やその思想は來和の歴史において極めて重要な影響を残した。
人物
來和のなかでも特に強烈な脱政府主義者であり、その生涯で政府の人物との面会を徹底的に拒絶した。ただし、暗殺直前に英架の巨人ソド・ハイバーンと会談している。
ロアンガーロとの関係
ロアンガーロとは、シームの台頭以降は強烈な確執が存在しており、その関係は生涯改善されなかった。シームはロアンガーロのもとでその政治見識を磨いたが、一方でロアンガーロの非常に厳しい指導を恨みに思っていた部分もあるという。
テインキルとの関係
ロアンガーロと並ぶ漂流派の巨人であり、革命政府の旗印にもなっていたテインキルとは、ロアンガーロ傘下の頃から特に良好な関係を結んでいた。キルはシームの資質を早くから評価しており、自身の代わりに革命政府の旗印となることを期待していたという。