ジャコウ・シャローズ

ジャコウ・シャローズは、十二国時代のヨウ国の軍人。十二国時代のヨウ国を代表する政治家・軍人である。多才な人物で、多くの面で功績を残したが、なかでも巧みな外交戦略と、ノヴァール初とされる国家規模での文化、芸術政策において高名で、ヨウのみならずその後のノヴァール文化発展に少なくない影響を与えた。十二国の雄であったヨウにあってその発展と国威発揚に中心的な役割を果たした人物である。十二国の十二将の一人。

概要

低い身分の出身であったとされるが、若い頃より聡明で才色豊かであり、早くから周囲に認められ、立身出世に時間がかからなかった。その出自は決して恵まれたものではなかったが、本人はそういった部分を見せない浮世離れした奔放さをもった人物であった。

周囲からはしばしば天才と称され、多くの面でそのその豊かな才覚を発揮した。内政、外交、軍事すべてで非凡さを持っていた。特に外交ではヨウが十二国屈指の強国とあるためにしばしば重要な役割をはたした。

内政面でもヨウの国力増強に多大な貢献を果たしたが、なかでも文化、芸術の促進、保護政策を国家事業として積極的に推進したが、国家による大規模な文化政策の最初のものとされ、ノヴァールの文化形成、発展に少なくない影響を与えた。彼自身も優れた芸術家であり、後代のダウェイ朝皇帝トゥルイ・フックとしばしば比較される人物でもある。