ゴメーティ

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ゴメーティは、メラレム第二次ベール朝の皇帝。第二次ベール朝の全盛を担った人物の一人である。

概要

傍系の地方皇族の出身であったが、その才を見出され中央に呼ばれた。当初は失敗もあったが、次第に頭角を現し、功績を重ねていった。

皇帝に就任以降は、決断の早さに定評があり、時に失政もあったが、26年の治世はベール朝の全盛の一つであった。特に重要な局面での判断には優れていたといい、その優れた嗅覚がその功績の核をなした。

ユーモア

彼はその実績以上に、そのユーモアで知られており、数々の逸話を残している。

  • 夜間に小規模の行幸中、突然、暗闇の中、炎で自らの顔を照らした。家臣がその意図を尋ねると、「暗殺者が自分の顔をわかるように」と不謹慎なことをいった。国内がにわかに動揺し、その危険が高かった時にである。
  • 或る時、生粋の軍人であった部下に、突然文化大臣を任せた。まったく正反対の転換に部下は戸惑って困り果てたが、その意図を尋ねると、「君は大変優秀な軍人と聞いていたから、文化をまかせるとどうするか見てみたかった」と答えたという。これに宰相が諫言をすると、「彼と文化相(前任)は出身地が同じだったから。どっちに任せればいいかわからなかったのさ」ととぼけた。これに対し宰相は宮廷にあった優雅帝ジョルジオの肖像を指し「ジョルジオ帝があなたの目に入らなくてよかった」と答えたという。(ジョルジオ帝も同じ出身地であった)